【2024年版】工程表アプリ14選|工程表の概要についても解説

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目次

さまざまな業種でDX化が進む昨今、建設業では工程表をアプリで作成・管理するようになりました。

しかし、どの工程表アプリを選べば良いかわからず、いまだにアナログの工程表を使用している建設業者も多いのではないでしょうか。

今回は、おすすめの工程表アプリと、関連する以下の情報について解説します。

  • 工程表アプリのメリット・デメリット
  • 工程表アプリの選び方
  • 工程表についての基礎知識
  • 建設業で使用される工程表の種類
  • 建設業で工程表が必要とされる理由

工程表は、さまざまな理由から非常に重要なツールです。とはいえ、実際に作成する際は、どのテンプレートを使用すべきかわからない場合もあるでしょう。

フォーマットをどこで入手すべきか悩んでいる場合は、弊社クラフトバンクが無料でプレゼントしている工程表テンプレートをぜひご活用ください。

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またクラフトバンクでは、エクセルでの工程表作成についての情報もまとめているので、こちらもあわせてご覧ください。

>>>工程表をエクセルで作ろう!作り方を画像付きで丁寧に解説

工程表アプリとは

建設業において、現場での作業進捗管理に活用するアプリのことを工程表アプリといいます。進捗管理を通じた納期の把握や、工程を把握しやすくなることでの生産性向上が期待できるでしょう。

ここでは工程表アプリについて、主なメリット・デメリット、選び方の視点で解説します。

工程表アプリのメリット・デメリット

工程表アプリのメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット

デメリット

・工事における情報管理がしやすい
・生産性向上が期待できる
・現場全体を管理しやすくなる
・スマートフォンやタブレットで工程を把握できる
・工期の遅れやズレを防止できる
・複数の現場を同時に管理できる
・コミュニケーションが円滑化する

・導入に時間と費用がかかる場合がある
・操作に慣れるまで時間を要する
・使用できるOSが限定されている
・端末によっては使用できない
・アプリごとに機能性がまちまちである

工程表アプリは、工事に関わる人材がリアルタイムで進捗を把握するのに適したツールです。

工事関係者全員が同じ情報を見るため、自然にチーム全体でのコミュニケーションも活性化するでしょう。

また工程表アプリがあれば、工程に関する何らかのトラブルや認識の相違があった場合でも、内容を把握しやすくなるのがメリットです。

一方、工程表アプリの導入に手間がかかったり、操作に慣れるまで時間がかかったりといったデメリットもあります。

また、アプリ導入後も、若年層が不足している事業所ではITリテラシー(ITに関連する要素を理解する能力のこと)の関係でなかなか浸透しない可能性もあるでしょう。

工程表アプリの選び方

工程表アプリの選び方は、以下のとおりです。

  • 操作がしやすいか
  • 利用したい機能が備わっているか
  • サポート体制が充実しているか
  • 事業所で使用しているOSやデバイスに対応しているか
  • PC・スマートフォンの両方で使用できるか
  • 情報共有がしやすいか

工程表アプリを導入するうえで重要なのは「アナログで管理していたころよりもスムーズに工程を管理できるようになるか」です。

せっかくアプリを導入しても、以前の工程表の方が良いとなってしまっては、導入にかかった費用や手間が無駄になってしまいます。

そもそも工程表アプリが必要なのか、導入したと想定して自社で使いこなせるのかを考え、導入を検討すると良いでしょう。

おすすめの工程表アプリ14選

ここでは、おすすめの工程表アプリを14種類紹介します。

  • Photoruction
  • 現場Plus
  • AnyONE
  • Aippear
  • ダンドリワーク
  • ANDPAD
  • Project Canvas
  • KANNA
  • 現場ポケット
  • CAREECON for WORK 施工管理
  • CostNavi工程表
  • 工程’s Orario
  • 工程さん
  • 工作2プラス

自社で導入する工程表アプリを決めるうえでの参考情報としてお役立てください。

Photoruction

画像出典:Photoruction

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程表をはじめ、図面作成やタスク管理なども可能

初期費用0円(利用者数により月額料金は変動)

PC
iPhone
Android

Photoructionは、工程表の書き込みはもちろん、内容の変更などもスムーズに実施できるアプリです。施工現場や業務形態に応じて使い分けられるのもメリットです。

現場Plus

画像出典:現場Plus

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理や現場管理、写真・図面の管理、チャット機能など

月額11,000円
月額1ヶ月分の初期費用

PC
iPhone
Android
タブレット

現場Plusは、工務店・住宅会社に適した工程表アプリです。テンプレートを選択のうえ、期間を入力するのみで工程表を作成可能です。複数の工程表を一つの画面で管理できるため、工事に関する情報を把握しやすいでしょう。

AnyONE

画像出典:AnyONE

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理に加え、現場や顧客の管理、見積もり作成や発注業務など

運営会社へ問い合わせ後に決定

PC
iPhone
Android
タブレット

AnyONEは、工務店向けの工程表アプリです。複製したテンプレートで工程表を作成可能であるため、作業効率化につながります。また、見積もり作成や原価発注管理といった機能が備わっているのも特徴です。

Aippear

画像出典:Aippear

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理や請求管理、帳票作成管理や見積もりの作成

初期費用:132,000円〜
月額料金:11,000円〜

インターネット環境があればどのデバイスでも対応可

クラウドシステムであるAippearは、インターネット環境さえ構築できていれば場所・デバイスを問わず利用できます。直感的に操作できるレイアウトであるため、ITリテラシーの不十分な事業所にもおすすめです。

ダンドリワーク

画像出典:ダンドリワーク

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理や社内掲示板、現場資料などの情報を共有する機能

初期費用:200,000円〜
月額料金:19,800円〜

PC
iPhone
Android
タブレット

ダンドリワークは、工事の日程をカレンダー表示で確認できるので、工事全体の状況を把握しやすいのが特徴です。現場に赴かず工程を管理できるので、工程管理担当者と現場担当者の役割分担がしやすくなるでしょう。

ANDPAD

画像出典:ANDPAD

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理やチャット機能、資料承認機能など

運営会社に問い合わせる必要あり

PC
iPhone
Android
タブレット

ANDPADは、高度なセキュリティ対策が施されている工程表アプリです。データを安全に管理しつつ、リアルタイムでの情報共有が可能になっています。

現場作業者とオフィススタッフがリアルタイムで情報を共有できるプラットフォームを提供します。高度なセキュリティ対策が施されており、データの安全性が保たれています。

Project Canvas

画像出典:Project Canvas

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理、ガントチャート作成機能

4,400円〜(年間ライセンス)

PC

Project Canvasは、作成した工程表を複数の端末で共有するのに適しています。PCのみ対応ですが、工程表やガントチャートを作成できるので、作業効率化につながるツールとなり得るでしょう。

KANNA

画像出典:KANNA

主な機能

利用料金

対応デバイス

写真・現場・顧客の管理、チャット機能など

初期費用:無料
月額料金:プランごとに変動

PC
iPhone
Android
タブレット

KANNAは、直感的な操作感が特徴の工程表アプリです。初期費用も無料であるため、まずは工程表アプリがどのようなものか試したい場合に適しています。

現場ポケット

画像出典:現場ポケット

主な機能

利用料金

対応デバイス

トーク、掲示板、アルバム、報告書作成機能など

初期費用:無料
月額料金:13,200円(年間契約の場合は月11,880円)

PC
iPhone
Android
タブレット

現場ポケットの特徴は、直感的かつシンプルな操作性です。そのため、ITリテラシーの不足している現場でもスムーズに導入できます。

CAREECON for WORK 施工管理

画像出典:CAREECON for WORK 施工管理

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程管理、案件管理、報告書作成機能など

初期費用:20,000円〜
月額料金:28,000円〜

PC
iPhone
Android
タブレット

CAREECON for WORK 施工管理は、建築や土木、設備など、あらゆる建設事業に対応しているアプリです。作業内容や期間の設定のみで簡単に工程表を作成できるので、作業効率化も期待できるでしょう。

CostNavi工程表

画像出典:CostNavi工程表

主な機能

利用料金

対応デバイス

ネットワーク工程表・バーチャート工程表の作成、テンプレート機能など

初期費用:明記なし
月額料金:4,400円(サブスク版)、9,900円(スタンダード版)、30,800円(自動作成機能付き版)

PC

ネットワーク工程表・バーチャート工程表の2パターンを作成できるのがCostNavi工程表の特徴です。作成した工程表をテンプレートとして登録できるので、自社独自の工程表を作成・管理したい場合に適しています。

工程’s Orario

画像出典:工程’s Orario

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程表の作成・更新

公式サイトより問い合わせ

PC

工程’s Orarioは、幅広い企業や部門に対応した工程表を作成できるアプリです。使用者の意見を参考にしたバージョンアップが定期的に行われるので、より使いやすいアプリを求めている事業者に適しています。

工程さん

画像出典:工程さん

主な機能

利用料金

対応デバイス

複数の工程表作成、工程表の縮図変更機能

初期費用:無料
購入(買い切り):3,938円

PC

よりシンプルな操作感を重視したい場合におすすめなのが、工程さんです。操作性がエクセルに酷似しているため、導入しやすいのもメリットです。

工作2プラス

画像出典:工作2プラス

主な機能

利用料金

対応デバイス

工程表作成、請求・帳票作成管理、見積もり機能など

ライセンスごと:88,000円〜
年間サポート:11,000円〜

PC

工作2プラスは、簡単なステップでネットワーク工程表・バーチャート工程表の2つを作成できるアプリです。工程表の作成や修正など、時間のかかる作業をよりシンプルにすることを目的とした機能も備わっています。

そもそも工程表とは

工程表アプリを使用するうえでは、工程表の基本について改めて把握しておくことが大切です。

工程表とは、工事・プロジェクト全体の工程を管理する「手法」全般を指します。

着工日がいつか、竣工日までに行うべきタスク・工程を時系列ごとにまとめたり、進捗状況を記載したりして使用します。

工程表の作成は、工事の進捗状況を把握し、作業効率を上げることにつながります。

工事にかかる費用や日数、人員数を把握できるのも工程表のメリットであり、作成が推奨される理由です。

建設業で使用される工程表の種類

建設業で使用される工程表は、主に以下の5種類です。

ガントチャート工程表

バーチャート工程表

出来高累計曲線

グラフ式工程表

ネットワーク式工程表

複数の工事を同時進行する際に活用される

作業項目と作業日をわかりやすく管理するのに適している

工事全体の進捗状況把握に適している

進捗率と予定日数を同時に把握できる

タスク・日数・手順・納期などあらゆる内容を把握しやすい

建設業で工程表が必要とされる理由

建設業で工程表が必要とされる主な理由には、納期管理や原価削減、トラブル対応などが挙げられます。

工程表には工事全体の情報を記載するので、当然納期も記載されています。視覚で納期を把握し、かつそれを現場全体で共有することで、納期に対する認識のズレを防げるのです。

また、工程表があれば、作業不可日に人員を手配したり、イレギュラーでのリース品をレンタルしたりすることも防げるので、原価削減につながります。

加えて、工事の遅延につながるトラブルが発生しても、工程表があれば工期短縮につながるポイントを把握できるため、スムーズに対応することが可能です。

まとめ

今回は、建設業者におすすめしたい工程表アプリを紹介しました。工程表アプリにはさまざまな種類があり、業種や請け負う工事によって適性が異なるため、本記事で紹介した内容を参考に自社とマッチした工程表アプリを選んでください。

また今回は、工程表の概要やその重要性についても振り返りました。工程表アプリの導入を検討するうえで、工程表の基本を改めて理解することは非常に重要です。

本記事の内容を、工程表の理解度アップやアプリ導入を検討するうえでの参考情報としてお役立てください。

工程表は、さまざまな理由から非常に重要なツールです。とはいえ、実際に作成する際は、どのテンプレートを使用すべきかわからない場合もあるでしょう。

フォーマットをどこで入手すべきか悩んでいる場合は、弊社クラフトバンクが無料でプレゼントしている工程表テンプレートをぜひご活用ください。

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またクラフトバンクでは、エクセルでの工程表作成についての情報もまとめているので、こちらもあわせてご覧ください。

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