おすすめの無料積算ソフト5選!選ぶ際のポイントやメリットも解説

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目次

「無料で使える積算ソフトのおすすめが知りたい」

「積算ソフトを選ぶ際のポイントが気になる」

このように、無料の積算ソフトを探している人も多いのではないでしょうか。

無料の積算ソフトだけでも数多く出回っているため、自社にマッチしたソフトを選ぶことが大切です。

そのためにも、積算ソフトの選び方もしっかり確認した上で導入を検討してみましょう。

この記事では、

  • 積算ソフトの概要
  • 積算ソフトを活用するメリット
  • 積算ソフトを選ぶ際のポイント
  • 積算ソフトの無料と有料の違い
  • 無料で使える積算ソフト
  • 有料の積算ソフト

などを、詳しく解説します。ぜひ本文をご覧ください。

また、積算ソフトを導入して業務効率を目指したのに、結果的にあまり効果を感じずに断念してしまうことも少なくありません。

それであれば、先行投資をして有料の積算ソフトで大幅に業務の効率化を行うのも1つの経営判断ではないでしょうか。

弊社クラフトバンクが提供する「クラフトバンクオフィスでは、各業務を一元管理できる機能に加えて、積算機能も備えています。

積算機能を活用しながら業務改善も行えるので、ぜひ以下のリンクからクラフトバンクオフィスの導入を検討してみてください。

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そもそも積算ソフトとは

そもそも積算とは、建設工事を行う際に使用する材料の種類や数量から、工事費用を算出することを指します。

積算によって、会社にどれだけの利益が残るかを把握でき、見積もりを作成する際にも重要な指標になります。

積算の精度が低いと、そもそも工事を受注できなかったり工事後の利益が思ったより少なかったりする可能性があるのです。

精度の高い積算を作成するには、建設に関する専門的な知識や経験、建築工法や建築資材の種類などの知識が必要になります。

ただし、積算ソフトを活用することで、建築工法や資材、工法などの種類や単価といった専門知識を有していなくても正確な計算が可能です。

積算ソフトを活用するメリット

積算ソフトを活用するメリットは、以下の4つです。

  • 業務を効率化できる
  • 工事単価を一元管理できる
  • 他のシステムと連携できる
  • 現場で確認できるソフトもある

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。

業務を効率化できる

積算ソフトを活用するメリットの一つは、業務を効率化できる点です。

積算を行う際に必要な材料の種類や数量などは図面から拾えますし、複雑な計算をソフトに丸投げできます。

そのため、各作業ごとの作業時間を大幅に短縮できます。

工事単価を一元管理できる

積算ソフトを活用することで、工事単価の一元管理につながります。

積算ソフトは、施工単価や資材の種類、工法の種類といった、工事ごとに共通する項目を事前設定しておくことが可能です。

利益率を設定しておくことで、建築に関する知識が少ない人でも正確な計算ができますし、積算における二度手間を省けます。

積算した工事金額から見積額を算出するのも簡単にできるため、属人性のない業務として誰でも対応可能です。

ほかのシステムと連携できる

積算ソフトのメリットとして、ほかのシステムと連携できる点も挙げられます。

例えば、発注システムや請求ソフトと連携すると、積算と同時に発注や請求業務も行うことが可能です。

従来の積算業務では、積算を行なったあとに、別で見積書の作成や発注業務を行なっていました。

ほかのシステムとの連携によって、業務の二度手間をなくせて、業務効率の改善にもつながります。

現場で確認できるソフトもある

積算ソフトのなかには、現場で確認できるクラウド対応型のソフトもあります。

スマートフォンやタブレットに積算ソフトをダウンロードしておけば、ネット環境があるだけで、場所を選ばずにデータ入力が可能です。

実際の現場を確認しながら積算業務を進められるので非常に便利です。

積算ソフトを活用するデメリット

積算ソフトを活用するデメリットは、以下の2つです。

  • 入力ミスを起こす可能性がある
  • 入力者の知識や経験に左右される部分もある

それぞれ詳しく解説します。

入力ミスを起こす可能性がある

積算ソフトを活用するデメリットとして、入力ミスを起こす可能性がある点が挙げられます。

積算ソフトは、入力形式の自由さや入力項目の多さから、入力ミスを起こす可能性があります。

入力ミスが起こると、正確な積算は行えません。

万が一、入力ミスをしたままの積算で工事を進めたり見積書を作成したりすると、他社にも迷惑をかけてしまい、社会的な信用を失ってしまいます。

そのため、入力ミスを起こさないように、ダブルチェック体制を取り入れるなどの社内ルールの確立が必要です。

入力者の知識や経験に左右される部分もある

作成自由度の高い積算システムでは、入力者の知識や経験に左右されるというデメリットもあります。

利益率や工事単価を事前設定できるため、積算の経験が乏しい人でも簡単に扱えますが、その自由度が反対に入力者によるばらつきを生む原因になります。

例えば、資材の種類や単価、規格によって算出方法を変更できる仕様の場合、資材の種類や規格に関する最低限の知識がなければ、扱うのが難しいでしょう。

積算ソフトの機能が多すぎると、かえって操作が難しくなり、入力者によって積算の精度が変わってしまうのです。

積算ソフトを選ぶ際のポイント

積算ソフトを選ぶ際のポイントは、以下の3つです。

  • 自社にとって必要な機能が充実しているか
  • 経験の浅い人でも扱える操作性の高さか
  • サポート体制は整っているか

それぞれ詳しく解説します。

自社にとって必要な機能が充実しているか

積算ソフトを選ぶ際のポイントの1つ目が、自社にとって必要な機能が充実しているかです。

一口に積算ソフトと言っても、種類や昨日はさまざまです。

そのため、自社の受注する工事内容に適した積算ソフトであるかを確認する必要があります。

例えば、大規模な工事を受注する会社であれば、「階層構造」に対応した積算ソフトが適しています。

階層構造は、工事区分や事業区分など、大規模工事にかかる工程を細かく分けられるため、複雑な工程を有する工事でも簡単に積算が可能です。

経験の浅い人でも扱える操作性の高さか

積算ソフトを選ぶ際のポイントの2つ目は、経験の浅い人でも扱える操作性を有しているかどうかです。

業務効率改善に役立つ積算ソフトですが、なかには、操作が複雑で難しいものも珍しくありません。

誰でもが簡単に扱えるからこそ、業務効率が改善されます。

積算経験がないまたは浅い場合には、なるべくシンプルでわかりやすいソフトを選ぶようにしましょう。

サポート体制は整っているか

積算ソフトを選ぶ際のポイントの3つ目は、サポート体制が整っているかどうかです。

導入後のサポート体制の充実度に注目しておきましょう。

せっかく積算ソフトを導入しても、操作や設定が複雑で時間がかかってしまうと非効率です。

そのため、メールや電話でサポートしてくれるソフトを選ぶことが大切です。

なかには、遠隔操作で対応してくれるソフトもあるため、サポート内容をしっかり確認してみてください。

積算ソフトの無料と有料の違い

積算ソフトには無料と有料がありますが、利用できる機能や利用期間に違いがあります。

無料の積算ソフトでは、利用できる機能や入力できる件数に上限があったり、積算における工程の一部にしか対応していなかったりすることも珍しくありません。

また、なかには、利用期間が制限されている積算ソフトもあり、利用期間をすぎると通常の費用が発生する正式版に変わるものもあるのです。

一番のポイントになるのが機能の制限ですので、受注する工事が比較的小さい場合や頻繁に積算をする必要がない場合には、無料ソフトでも問題ないでしょう。

一方で、有料の積算ソフトは、無料ソフトに比べると機能が充実しており、図面から資材の拾い出しや原価計算、見積書の作成まで対応してくれるものが多くあるのです。

また、クラウド対応型のソフトやほかシステムとの連携機能が備わっているのも有料ソフトに多く見受けられます。

 いきなり有料ソフトを導入して使いこなせるか不安な人は、無料ソフトから利用してみて、自社にマッチしているか使い勝手は悪くないかを確認することをおすすめします。

無料で使えるおすすめ積算ソフト5選

無料で使えるおすすめの積算ソフトは、以下の5つです。

  • Excel積算ソフト
  • fs積算System
  • KENSEKI
  • 積算助っ人
  • 木造住宅 積算・見積作成シート

それぞれの仕様や特徴を詳しく解説するので、参考にしてみてください。

Excel積算ソフト

出典:Excel積算ソフト

Excel積算ソフトは、エクセル機能を利用した積算ソフトで、図面を基に自動で数量を拾い出してくれます。

見積書の作成では、工種別の見積書が3種類、部屋別の見積書が1種類の合計4種類の見積書を作成できます。

マスタ機能を備えており、単語の登録や既出項目の一覧表示なども可能です。

ただし、使用回数や使用期間に制限があり、決められた制限を超えると料金が発生するので注意が必要です。

種別

シェアウェア

対応OS

Window98/ME/2000/XP/Vista/7/8/10

URL

https://soft.officelabo.net/soft1.html

fs積算System

出典:fs積算System

fs積算Systemは、土木工事における積算や実行予算書、原価分析の作成を行える無料の積算ソフトです。

以下のような機能も備わっています。

  • 資材・外注・労務単価変更による予算内での一括変更が可能
  • 30種類以上の労務単価が登録されており、代価や単価の変更が可能
  • 見積もり条件の作成
  • 作成した見積書を顧客にメール送信可能
  • 受注報告書の作成 など

操作性と自由度の高いため、積算ソフトに慣れている人におすすめです。

種別

フリーソフト

対応OS

Windows98/Me/2000/NT/XP/Vista/7/8/10/11

URL

https://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se205474.html

KENSEKI

出典:KENSEKI

KENSEKIは、建築物の壁や天井、床などの内装工事における積算を行う際に活用できるソフトです。

とくに木造住宅の積算に向いており、室数が60部屋まで、仕上げ材も60種類まで登録できるため、大規模施設の内装積算にも活用できます。

一度作成した積算を再利用したり、設計の変更による再計算にも対応しているため、手間のかかる作業も本ソフトで解決できます。

種別

フリーソフト

対応OS

Windows95/98

URL

https://www.vector.co.jp/soft/win95/business/se018212.html

積算助っ人

出典:積算助っ人

積算助っ人は、ワープロ感覚で積算業務を行える無料ソフトです。

自ら計算式を入力するタイプで、積算の経験がある人には馴染みやすいでしょう。

ツリービュー形式で積算項目の確認と移動ができたり、グループ別や材料別などのさまざまな形でデータ出力ができるのもポイントです。

種別

フリーソフト

対応OS

Windows7/8/XP/Vista

URL

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se340345.html

木造住宅 積算・見積作成シート

出典:木造住宅 積算・見積作成シート

木造住宅 積算・見積作成シートは、実行単価と営業単価を分けて、工事や資材単価の設定ができる無料ソフトです。

正式見積から実行予算への移行を考えて作られたソフトで、原価管理に重点をおきたい人におすすめです。

エクセルを用いて作られているため、使用する人が自由にカスタマイズできます。

種別

フリーソフト

対応OS

Windows7/XP/Vista

URL

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se438359.html

有料のおすすめ積算ソフト

有料のおすすめ積算ソフトは、以下の3つです。

  • 楽王シリーズ
  • Tetra21
  • 建築の電卓

それぞれの仕様・特徴・料金を詳しく解説するので、参考にしてみてください。

楽王シリーズ

出典:楽王

楽王は、長年培ったノウハウと表計算ソフトのような操作性を合わせた、有料の積算見積ソフトです。

建築・電気・機械設備工事にも対応しているため、建設に関わる幅広い人が利用できます。

楽王の特徴のひとつに、見積コピー機能があります。

過去の類似案件で使用した見積書を再利用できる機能です。

新旧2つの見積書を並べて表示して、工事階層ごとにドラッグ&ドロップすることで、材料の内訳や数量、価格などがそのまま引き継がれます。

結果的に大幅な業務効率改善につながります。

また、導入後には、オンラインヘルプやお問い合わせフォームを活用して、サポートを受けることも可能です。

種別

有料ソフト

対応OS

Windows10/11

価格

・楽王Crew:8,800円/月(税込)
・楽王Link:14,800円/月(税込)
・楽王3:要問い合わせ

URL

https://rakuoh.jp/

Tetra21

出典:Tetra21

Tetra21は、建築だけではなく、リニューアル工事やデベロッパーまで幅広い建設工事の見積業務に対応した有料ソフトです。

自由にカスタマイズできるのがTetra21の特徴のひとつで、利用者ごとの見積業務やワークフローにマッチしたデータベースの設計が可能です。

また、100,000件以上の物件登録が可能で、部材マスターは640,000部材以上を登録できます。

そのため、案件の規模を気にする必要もなく、超高層や大型案件の見積書作成にも対応しています。

種別

有料ソフト

対応OS

・Tetra21 クライアント Ver.4.2:Windows 8.1/10/11
・Tetra21 サーバー Ver.4.2:Windows Server 2012/R2/2016/2019 /2022

価格

要問い合わせ

URL

https://tetra21.jp/product/tetra21/

建築の電卓

出典:建築の電卓

建築の電卓は、非常にシンプルな設計になっており、積算業務の経験がない人でも扱えるユーザビリティが特徴の有料積算ソフトです。

また、CADソフトの知識も不要ですし、WORDやEXCELのようなシンプルでわかりやすい作りになっています。

初めて積算ソフトを導入する人におすすめです。

種別

有料ソフト

対応OS

Windows11/10(MacOSには非対応)

価格

・Aプラン:42,000円/年
・Bプラン:74,000円/年
・Cプラン:83,000円/年
・Viewerプラン:0円/年

URL

https://s-build-s.jp/

まとめ:業務効率を意識するなら有料ソフトも検討してみよう

この記事では、積算ソフトに関するメリットや選び方、おすすめの無料ソフトなどを解説しました。

会社の規模や積算の頻度によっては、無料ソフトで問題ありませんが、無料ソフトでは利用回数や期間、対応範囲に制限があるなどのデメリットもあります。

積算ソフトを導入して業務効率を目指したのに、結果的にあまり効果を感じずに断念してしまうことも少なくありません。

それであれば、先行投資をして有料の積算ソフトで大幅に業務の効率化を行うのも1つの経営判断ではないでしょうか。

弊社クラフトバンクが提供する「クラフトバンクオフィスでは、各業務を一元管理できる機能に加えて、積算機能も備えています。

積算機能を活用しながら業務改善も行えるので、ぜひ以下のリンクからクラフトバンクオフィスの導入を検討してみてください。

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